こうした観点から、政府といたしましては、北朝鮮貨物の迂回輸入防止のため、関連品目、これは十六品目を対象としてございますが、近隣諸国からの貿易動向の把握に継続的に努めるとともに、税関、海上保安庁、農水省といった省庁横断的な会議を開催するなど、関係省庁間の連携を図っているところでございます。
そこで、まず一つございますのは、我が国単独での対北朝鮮輸入禁止措置の実効性をより高めるためには、特に中国等第三国経由の迂回輸入防止を徹底しなければならないと考えますが、その点につきまして経済産業大臣に伺いたいと思います。
こうした認識から、政府といたしましては、輸入禁止措置発動以降、関係省庁間でこの迂回輸入防止のための会議を開催するなど、関係省庁の連携を図ってきているところでございます。
いずれにしましても、この関係につきましては、今後とも、私ども、委員からもお話しのとおり、税関なりなんなり、いろいろなところも関係がございますので、そういう関係機関とも連携をしながら、第三国を介しました北朝鮮産品の迂回輸入防止ということで、事業者への指導の徹底、そして輸入の農林水産物の原産地表示の適正化ということで、しっかりと努めてまいりたいと考えている次第でございます。
委員会におきましては、一、我が国の輸入禁止措置が北朝鮮経済へ及ぼす影響、一、北朝鮮原産品の迂回輸入防止策、一、北朝鮮をめぐる情勢と今後の北朝鮮経済制裁の在り方等について質疑が行われました。 質疑を終了し、採決の結果、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ─────────────